感想
シリーズ第2話。
扉絵
グレープジュースの紙パックと飲み物が入ったカップを手に持つコナン。
パインジュースとは別のようですね。
本編
やはり横溝兄が登場!
久々ですね。
前に重悟が出てきた時に出てこないか期待していたのですが、やっとで嬉しいです。
被害者が亡くなった時の凶器がタオルケットと判明。
コナンの言う背負って……は女性にはまず無理じゃないかなぁ。
被害者は結構恰幅がいいので男性店員さんでも厳しそう。
それにしても珍しく普通の刑事さんが目立ってる方ですね。
レギュラーじゃなかったり、登場人物が少なくない回で地元警察の刑事さんにセリフが多めなのは珍しい。
と思ったら九十九さんという名前ありキャラだった。
初出?
モデルがいるキャラクターかな。
名前は聞いた覚えあるような。別の回で出てきてたっけ(マジシャンの方が浮かぶ)
新米刑事さんだそうですが。
今回は普段より刑事さんがフルツッコミですね。
小五郎以外で子供たちを嫌がる刑事さんは初期以外だと珍しいというか久しぶりなので新鮮。
今後山村ポジションになる人なんだろうか。
それとも話を進めやすくするためのセリフなだけなのかな。
男性店員さんは店長との関係を参悟に聞かれて「ただの知り合い」だとごまかします。
借金のカタに働かされていたなんて知られたら動機だと思われるでしょうしね。
この様子だと男性店員さんはシロっぽいな。
男性店員さんはバックヤードでスマホゲーをやろうとしていたのにお菓子を食べてジュースを飲んでいたら眠くなってしまったらしい。
前にも同じようなことがあったと証言しているので、睡眠薬でも盛られていたのか、何か生理的な作用で睡魔に襲われたのか。
飲んでいたのはグレープジュース。
となると、前回降圧剤(?)を祖母のために持って行こうとしていた女性店員さんがジュースに混ぜて昏睡させた可能性はありますね。
と思ったらやはりそうだったらしい。
で、それはともかく。
灰原とコナンで上記の薬に関して説明していたのでさっそく若狭が探りを入れますが、灰原は何食わぬ顔。
やはり演技だったか。
ついに灰原も本腰を入れて組織に対抗しようとしているっぽいですね。
まあ、帝丹小学校でラムの気配を感じた後なのに本気で能天気なままとは思えなかったので、やっと納得したというかすっきりしました。
若狭=浅香だと睨んで揺さぶりをかけてきたというところでしょうか。
もういくらなんでも近過ぎますからね。
「組織の匂い」を踏まえると、灰原が若狭をラムだと考える可能性はかなり低い。
コナンの方だと可能性は半々くらいに考えているかもしれませんが、屋根裏部屋事件の時の将棋の駒の一件があるので脇田も候補の一人ではあるかもしれない。
教室に来た時の出前は何とも言えない。灰原の気のせいとみなしたからなぁ。
二人とも話し合わないので、ね。
それにしてもコナンは演技下手だなぁ。わざとやっているならまだしも、慌てすぎだろう。
灰原は肝が据わってますね。この落ち着きぶりよ。
たぶん前回の沖矢より躱すの上手いんじゃ……。
無言だし。コナンが口を挟まなかったらどう答えるつもりだったんだろう。
さすが元組織の幹部だけある。貫禄がやばい。
知能でなんとかできそうなコナンはともかく、帝丹小に通う子供たちや同じ家で暮らす博士が危ないなら灰原が見逃すわけないんですよね。
これまでもそうでしたが、灰原は根拠のない過信をしないタイプではあるからコナンが敏感に危機を感じ取れば絶対に気づいている描写がされています。
今シリーズのMVPは灰原かも。
若狭が一番かと思ったのですが、灰原も科学者という立場とはいえ、組織にいたわけですから場数が違うし、ただでは転ばないだろうなという予感がします。
問題はまだ脇田の存在を知らないということ。
若狭が間接的に灰原を助けることになるのか、それとも危機に陥れるのか。
そのあたり、気になるところです。なんとなく二重に意味しそう。
今のところ半分敵対、半分共闘かなと予想しています。
この二人、利害が一致しそうな感じがするんですよね。
性格的に二人とも捨て身になりそうな感がしてならない。
凶器のタオルケットはやはり元太たちが上に座っていた分だったらしい。
タオルケットには男性店員さんの指紋が残っていたそう。
結び目が解けたのが前回も今回もとりあげられているのでなんか関係ありそうですね。
なんだろう。正直、若狭先生と灰原が気になり過ぎてそれどころじゃない。
次回解決編は38号に続く。休載なしですが、今週は合併号なので次号の発売日は8月17日です。