サンデー感想

FILE1101「捜索」

感想

シリーズ第2話。

消失

鈴木ビルのモニターを見ていた観客たちは大歓声をあげて盛り上がっています。

一方、停電で暗くなった展示場では次郎吉と中森警部が困惑。

コナンは警備システムが作動していないということは王冠は盗まれていないと警告する。

しかし、キッドが手をかざすと黒い布や黒い紙は王冠が置かれた展示場には設置されていない。

さらにキッドはこの世からお宝がないので手ぶらで帰ると言ってその場から姿を消してしまいます。

照明の管理は警察ではなく展示場側が担当していたようです。

お宝がなくなったのなら風神の路(フウジン・ロード)の警備システムもキッドに止められたのではないかと疑う中森警部。

予想に反し、風神の路の警備システムは現在も作動中。

通路の照明も明るいままだったので、どうやら王冠の置かれた展示場だけが停電していた模様。

つまり、怪盗キッドはまだ展示場内にいるということに。

その場にいる全員を一人一人キッドではないか調べることになったが、老婦人の宝石鑑定士はそれを拒否。男性古美術鑑定士も整形をしているため顔をつねられるのは断ってしまいます。

男性鑑定士はキッドのシルクハットは簡単に隠せるものではないだろうと言うが、コナンは折りたためるオペラハットだから隠すのは容易だと指摘。

王冠は太ももに嵌めるくらいしか隠せる場所がないが、身体検査をすれば感触でわかるだろうと展示場主任が言うので次郎吉と中森警部の案で同性同士でボディチェックをすることに。

だが、身体検査をしても全員王冠を隠し持っていなかったことが判明。

もちろん機動隊員も装備を外してチェックするも、そちらも見つからず。

警報が鳴らなかったから何か仕掛けがされたに違いないと中森警部が王冠が置かれていた場所まで近づいていきます。

その時、男性鑑定士が「展示場主任の服装が変化している」と言い出します。

男性鑑定士がキッドなのかな。ちょうど展示場所に近づくのを邪魔してきたような。

中森警部に問い詰められ焦る展示場主任。

ケチャップの真相

実は鑑定士2人に段取りと風神の路の説明をしようとしていたところでポアロのデリバリーが届き、食べながら3人で話すことになったそう。

その食事中、展示場支配人がフライドポテトにケチャップをかけようとした時に突然ケチャップが吹き出したらしい。

肩にどう飛ぶんだろうと思ってたら小さなケースではなくボトルタイプだったからだったんですね。

梓さんは3人の後ろに立っていたのでケチャップがかかってしまったようです。

もしかしてキッドがそうなるよう仕組んでた?

でも、目印になりやすそうなケチャップがつくアクシデントを仕込むということは梓さんが最初に来た時または梓さんがデリバリーするまでに仕組んだことになりますが。

安室に気づかれずにできるだろうか。

その後、展示場のある最上階(60階)の一階下(59階)にある主任室に降りて予備のジャケットに着替えたらしい。

予備なんて置いてるんですね。

男性鑑定士はお手洗いでケチャップが目立たない程度に洗い流したそう。

じゃあ、梓さんも同じように化粧室で洗ったのかなぁ。

放っておくと落ちにくいだろうし、匂いも気になるだろうし。

3人の後ろには梓さんしかいなかったけど、どうして安室はすぐに帰ったのか。

もしかしてビル内で脇田(ラム)を見かけたから??

ポアロの店員であることは脇田も知っているし、顔を合わせても支障はなさそうですが。

むしろ脇田と話すために出前に来たとか???

女性鑑定士さんは目が悪くてケチャップがどこについたのかを探すのに時間がかかって予定より遅れて鑑定することになったとのこと。

対キッドで緊張して思わずケチャップのボトルを握ってしまったんだろうと次郎吉たちは話していますが、コナンの見立てによると重曹をケチャップに混ぜたと。

ケチャップに含まれるクエン酸や酢と重曹による反応で二酸化炭素を発生させてボトルを膨張させる。

梓さんの肩についていたケチャップの色が薄かったのは重曹が混ざって白っぽくなっていたからなようです。

なるほどー。

おそらく※機動隊員の1人に変装したキッドが、自身が使い終えたケチャップを渡したんだろうとコナンは考えています。

重曹とケチャップが反応するようによく振って。

※これはたぶん警備の人間にサンドイッチを差し入れしていたくだりが関係しているのかな?

そうでなければいきなり近づいてきたらあやしいと思います。

一方、ポアロに戻ってきた梓さんから話を聞いた安室はキッドの企みを看破し、ケチャップのトリックを梓さんに説明します。

床にケチャップが飛んだのを梓さんが拭き掃除していたので戻るのが遅れたようです。

安室は理由なく置いて帰ったんかい。

今は店内のテーブルを拭き掃除してるようですが。

ポアロと鈴木ビルは歩いて帰れる距離なのかな。

梓さん、キッド様呼びしてますね。

ということは話の経緯踏まえても前回の蘭たちに会った梓さんは完全に本物。

キッドがケチャップに重曹を仕込んだ方法は、手品で使うサムチップという親指のカバーにあらかじめ重曹を入れた状態で自身の指からキャップを外した後に混入させたのではないかと。

梓さんはキッドが3人の内の誰かにすり替わっていることを知らせに&コーヒーのポットを回収するため、コナンならそれくらいわかるだろうと考えていた安室が止める間もなく急いでポアロから出ていってしまいます。

梓さんかわいい。

キッド候補

再び展示場に場面が戻ります。

鈴木ビル前に集まっていた観衆は歩行者の邪魔になるので退去させられています。

展示場の支配人、鑑定士2人が話す様子を見ていたコナンは誰がキッドなのか、どうやって王冠が消えたように見せたのかもわかったようです。

だが、どうやって王冠を持ち去るのかは不明。

支配人だと手袋をしているのがポイントなのかな。持ち上げただけですが、手袋に何かつけていれば別??

鑑定士たちは前回に書いた通り。

次回は46号(2022年10月12日発売)に続く。