感想
シリーズ第2話。
表紙
今週の表紙は前号の右半分で、コナン、17年前のラム、若狭、黒田。
扉絵
例の白鳥警部が小林先生からチェスの試合のお守りにもらったナイトの駒のキーホルダーを持って見つめているコナン。
サブタイトルは「血染めの騎士(ナイト)」です。
確かに駒には血の跡が。
今さらながら、これは証拠品になってしまうのか。
小林先生からのプレゼントが……。
被害者以外の所持品だったら捜査後に返却されるものなのだろうか。
いや、でももういらんよな。曰く付きすぎて。
現場
西トピアの外では雨がざあざあ降り。
何か意味があるんだろうか。
黒田管理官から事件発生の知らせを聞いて驚く白鳥警部。
(黒田管理官が通報で呼んだから)久々に目暮警部が登場するみたいで嬉しい。
例のキーホルダーが現場で見つかったことから、白鳥警部も一応、容疑者の一人ということに。
仕方ないですね。
白鳥警部によると、キーホルダーを探しにトイレへ行ったようですが、洗面台では見つからなかったとのこと。
その時個室の扉がしまっていたのでキーホルダーが現場に落ちていたのは白鳥警部がその個室に入ったか、被害者がキーホルダーを拾ったのどちらかということらしい。
何番目に入ったのか覚えていなかったのだろうか。無意識だろうし。後になってからだと鑑識に調べてもらうまでは確証はないですね。
どうやらトイレじゃなかったと思って階段を探していたようです。
ということは前回の落とした心当たりの回想は順番通りだったのかな。
どうして階段で執事に連絡したのかというと、対戦結果を逐一教えると約束をしていたらしい。
その時スマホを取り出した時に落としたと思った、と。
実際はトイレで落としたようですが。
コナンは階段にキーホルダーを探しに来た時に誰かが通らなかったかと白鳥に確認するが、いなかったとのこと。
大河原のグラスが割れたのは午前11時半頃。具体的ですね。
目暮警部が呼んだのかはわかりませんが、事件現場の外の廊下には控え室にいた大会参加者と若狭と小林先生、探偵団全員が集まっています。
ボウガンで狙われた大河原は犯人を見てはいないとのこと。
これは仕掛けじゃないのかな??
気配なく、コナンと黒田の追跡を避けてどこかに逃走、は結構無理がある。
物音とかするでしょうし。
目暮警部は犯人がビル内にはもういないかもと考えていたのですが、コナンは「ボウガンで撃てる人は4人いる」と言います。
黒田が警備室に確認したところ、事件が起きた控え室と同じ階でエレベーターで乗り降りした人物は警察以外にいなかったらしい。
だからコナンは階段を誰かが通らなかったか白鳥警部に確認したんですね。
犯人のねらいがわかりませんね。
まあ、警察関係者がその場に居合わせるとは予想していなかったのかもしれませんが。
どうやら木崎さんは被害者の岸谷さんと試合をしていたんですね。
どちらが勝ったんだろう。
城井さんが大河原さんに勝利したのは前回の会話の通り。
岸谷さんの方へ発射口が向いた状態でボウガンが落ちていたので自分で撃ったのではないかと目暮警部は言いますが、黒田管理官曰く、血の流れ具合でボウガンで撃たれた後被害者はしばらく生きていたと考えられるのこと。
大河原さんは自分も狙われたのになぜ容疑者なのかと困惑。
コナンは自動発射装置が見つかった場合の話だと言います。
木崎はこんな子供の言うことを真に受けるなんてどうかしていると言いますが、黒田は木崎の背中の傷の方がどうかしていると指摘。
本人も気づいていなかったようですが、前回ボウガンの矢が廊下の壁に突き刺さった時に矢が木崎の背中をかすっていたようです。
それで気づかなかったのか……? 鈍感か。
てっきり前回は音が聞こえただけかと思っていたけど。
城井の話で、自販機のところへ見に行くと、まだそこにはボウガンの矢が刺さりっぱなしでした。
マジで。何のために放置したんだろう。そもそもどうして撃ったんだろう。
参加者の三人は自分が狙われたんだろうとお互い主張。
そこへ目暮警部が試合後に会場を出てからどこで何をしていたのか事情聴取。
白鳥警部は試合会場を出てトイレに行き、自販機で缶コーヒーを飲み、階段のところで電話をかけた後、控え室の前で待っていた小林先生たちと会うまで黒田管理官と一緒だった。
そして、小林先生からもらったキーホルダーをなくしたことに気がついて、トイレへ確認しに行き、なかったので階段で探していたところ黒田管理官に事件が起きたことを聞いたとのこと。
やっぱり順番、違ったみたいですね。
木崎さんは試合が終わって岸谷さんと一緒に会場を出て、自販機で缶ジュースを買って飲んでからはその場でスマホゲームを遊んでいたとのこと。
木崎さんによると、その時に自販機で飲み物を買うつもりだった岸谷さんのスマホに例のメールが届いたようですね。慌ててその場から離れてしまったらしい。
前回を読む限り、すぐにトイレに駆け込んだんでしょうね。
ということは試合中に鳴った着信音の方はそのメールに無関係だったのか。
じゃあ例のスマホは放置ってこと。
所有者もわからないようにしているのかな。
でも、岸谷さんの所持品にスマホがなかったとのこと。
犯人が持ち去ったのか。
文面を読めば誰が送ったのかわかってしまうってことなのかな。
動機自体知られたくないんですかね。
城井さんもトイレに入っていたようですが、そこは女子トイレな上試合のスコアを眺めながらイヤホンで音楽を聞いていたようなので物音は聞いていないとのこと。
大河原さんもトイレに行っていたようですが、すでに個室の扉はしまっていてそこに被害者がいたかどうかまではわかっていないとのこと。白鳥警部と同じですね。
その後控え室に戻ってからボウガンで狙われた、と。
目暮警部から現場証拠品のキーホルダーを見せられた大河原さんですが、事件現場で見た覚えはないとのこと。
まあ、前回を読む限り被害者が持ってましたしね。
タイミング的にも大河原さんが見るのは不可能でしょう。
二人の様子を見ていたコナンはキーホルダーを近くで見せてほしいと目暮警部に頼みます。
現場に落ちていたのをコナンが見た時は当然動かしてはいけないので違う角度からは見ていなかった模様。
ナイトの駒の右側の顔にだけ血がついているので、被害者が手で掴んだ跡が残されていた。
前回でも確かにポケットから取り出していましたもんね。
その時、黒田が何かに気づきます。というか思い出した、というべきですかね。
やっと出てきました。
アマンダ・ヒューズ(の遺体)が。
やっぱり黒田は当時現場を見たのか。
試合に行って偶然事件発生を知り、捜査で確認したということなのか。
管轄は現地警察になると思うので、遺体が動かされていないままということは当時とっさに駆けつけたってことですかね。
第一発見者ということはなさそうだけど。
ホテルマンが発見して騒ぎになったから見に行ったのかな??
当時の黒田は公安所属じゃなかったのかもなぁ。
気になるのはアマンダ・ヒューズの死亡現場にはチェス盤があったとのこと。
そして、チェスの駒(ナイト(馬)の目の部分)には血がついている??
しかもチェスの駒を囲うようにしてベルトが巻かれた状態の腕時計が置かれている。
アマンダの指先には血(?)が付着しているようですね。
これは浅香が残したものなのかな。そんなことできないような気がする。
そもそも血液なのかわからないけど、この話の流れで黒田が思い出したということは血なのか。
羽田浩司の方も口から何か流れ出しているけど、それが血なのかAPTX4869なのか今のところはっきりしていないんですよね。
体内から検出されない毒とはいえ、口から何かこぼれていれば他殺を疑われる状況ではありますよね。
証拠にはならないんでしょうけど。
それにしても。アマンダの部屋は荒らされていないと灰原が話していたのでてっきり何の証拠も残されていなかったのかと思っていたのですが、そういうわけでもなさそうですね。
羽田浩司の部屋の方はアマンダとお茶を飲んでいたであろう痕跡が残されているからてっきりアマンダの方もティーセットなりあったのかと思ったけど、お酒のみですか。
ワイングラスに飲み物が入っているのはわかりますが、それに毒(APTX4869)が入っていたのか?
そもそもアマンダについては投与者リストに名前があったかすら定かではないんですよね。
灰原もその点について触れてはいませんし。
手口を変えるとは思えないので、二人ともAPTX4869の犠牲になったのかもしれませんが。
栓のついたボトルの方は氷で冷やされている(ワインクーラー)からお酒の類っぽいですが。
ワイングラスではあるけど、中身がワイン(白)かは何とも言えない。
この腕時計、何の跡かと思ったら裏面(文字盤のない方)にアマンダの口紅の跡がついているんですね。
なんでだろう。
Lip、駒の目に血(?)の跡で何かのヒントになるのか??
組織が痕跡を残すとは思えないので、死んだと思われていたが一時的に息を吹き返したアマンダが今際の際にダイイングメッセージを残したということなのだろうか。
いや、浅香かな。
コナンが飲まされたのとまったく同じではないかもしれないですが、APTX4869を投与された場合かなり苦しむでしょうし(結果的に幼児化したとはいえ、成人のメアリーもコナンと反応はあまり変わりなかった)、死にかけるところから息は持たないような。
ジンみたいにラムも死に際を完全には看取らずにその場を去ったのか?
でも、ホテル内だし目撃されるリスクは気をつけていればそんなになさそうですが。
とはいえ、長居はしたくない心理は働いていそう。
それにしても死ぬ前にしては工程が多すぎるし、特に時計の細工は死にかけの人間には難しそう。
浅香が細工したにしろ、遺体からはなんかやだなぁ。
もしかすると、時計の裏だけでなく駒の方も血じゃなくて口紅なんですかね。
だとすると擦れた跡がアマンダの唇にあるのも納得かな。
時計の裏面なら簡単に跡がつくとは思いますが、あれほど剥がれるのは意図的に拭わないと無理そう。
他殺の証拠そのものではないけど、ダイイングメッセージなのか。
口封じされたと言いたいってこと??
謎ですね。
何かを思い出している黒田の様子を見て若狭は「…………」と何か考えている様子。
浅香が残したものなら、当時すれ違った黒田が記憶を呼び起こされたことは気になるでしょうね。
どちらかというと事件の真相を突き止めて嫌疑を晴らしたい立場でしょうし。
今回のシリーズに灰原がいるのがなんか地味に嫌な予感しますね。
以前若狭が宮野エレーナについて「私の人生を掻き乱した」と話していたのがどうもポジティブには思えないので。
今回の事件がアマンダの事件に対してのヒントになるのか、それとも読者への情報を示しただけなのか。
話を今回の事件の方に戻しまして。
考え事中の黒田に話しかけるコナン。
コナンは被害者がナイトの駒を血のついた手で掴んだのならどこかにダイイングメッセージを残したのではないかと推理。
その言葉を裏付けるかのように、現場に落ちていたヨンデーを調べ直したらクロスワードパズルのページに血の手形がついた痕跡が残されていました。
床に雑誌が落ちた拍子にページが閉じられたのか、あるいは被害者が置いたのか。
力尽きて落ちてしまったのかな。
詳しく調べればどのみちわかることでしょうけど。
すでに犯人が立ち去った後でしょうし。
すぐに絶命したわけではないようですね。
クロスワードのページには薬指と小指の間に勾玉のような血の跡がついています。
なるほど。
チェス盤に見立ててこのページに犯人の名前を残したのか!
黒と白ですもんね。
駒の台座についた血の向きに合わせて駒を紙の上に置くと……
普通に考えるとナイトの駒の初期配置に見えるbyコナン(らしいです。チェスわからない)
血の手形は駒が進む方向に関係ないのかな??
コナンが考えている最中、探偵団がゴミ箱に何か捨ててあったと言い出します。
捨ててあったのは形も色も同じ2つのメガネケースとのこと。
片方のケースの中は空っぽで、もう片方は粉々に砕けたガラスの破片がつまってたようです。
それを聞いてコナンはダイイングメッセージの意味が解けた模様。
そして、西トピアの外では道路に駐車してあるパトカーの隣を一台の車が停車します。
中からは葉巻を吹かせたラムの姿が。
こええ。
何しに来たんだ。
やっぱり若狭の様子を確認しに来たのかな??
小学校教師だということは把握している(というか若狭の方も組織及びラムに自分の居所を知らせるのが狙いだろう)し、今シリーズの冒頭(前回)コナンたち(+担任、副担任)が西トピアにいると小五郎から聞いてますしね。
寿司を注文したのは小五郎だから元々コナンを調べに、というより若狭狙いだとは思うんですが、
ちょっと待って今回灰原いるよ!?
やばいんじゃないの。
ついにニアミスどころか目撃されるんじゃないのか。
やばいじゃん。
気になるところですが、次回新年第4・5合併号(12月21日発売)に続く。
今さらですが、過去の回想は17年前当時ってことは間違いなさそうです。
18年前の火災事故と黒田の火傷は無関係なのか!?
ではどうして火傷の痕なんでしょうね。
灰原の「生まれてすぐ」が思っているよりはすぐではなかったのかもしれない。
産んだ直後に研究所にいるっていうのも変ですし。産後即座に動けるわけでもないでしょうし。
ギリ、17年前の羽田浩司死亡後に宮野夫妻も死亡しているのかも。
その方が自然ではある。
次回、ギリギリ若狭が目撃(といっていいのか? 本人に正体隠す気なさそうだし)されるということでいいのか、ついに灰原まで見つかってしまうのか。
というか、見つからなくても至近距離にいれば灰原なら気配に嫌でも気づきますよね。
以前、帝丹小では若狭もそれを不審に思って窓の外を見ていましたし。
ちょうどそのときラムは出前に来たので変装していましたが、今回は素顔だしなぁ。
ラムの方は顔を見られたり目立つのを防ぐため若狭を避けるから灰原が見つからない可能性も多少はある……?
若狭に見られても構わないなら近くに来るかもしれませんが、コナンには見られたくないでしょうね。
人相違いすぎるけど、気づかれる可能性もなくはないし。
むしろコナンが(ラムを)見つけてくれ。
驚きそう。顔がこわすぎて。
黒田よりよっぽど怖いと思うんですが。
メアリーが烏丸に見つかったっぽいので、この流れだと灰原が見つかりそうだなぁ。
ていうか、もしかしてすでに新一=コナンに気づいていたりして。
メアリーの幼児化がバレたのならなくはないから怖いですよね。