感想
久々の連載再開。
新シリーズ開幕です。
扉絵
このささやき、ささやかではなく…!?
FILE1116
内容は絶景スポットの話なのかな。
前シリーズに引き続き大阪二人組が続投のようですね。
和葉の服装は前シリーズとは違いますね。さすがに後日だろう。
紅葉たちも登場するのかな?
前シリーズ第1話で言っていた絶景スポットに行くお話になるのか、それとも百人一首の試合の話なのか。
紅葉も嘘はつかないだろうし、この分だと大会の見学と絶景スポット巡りなのかな。
サブタイトルを見る限り、かなり特殊なシチュエーションになりそうですが……。
絶景スポットと山歩き
富士山へ沈む綺麗な夕焼けが綺麗とされ、絶景スポットとなっている鷲雄山の山頂を目指し、山道を歩くコナンたち四人の後から徹夜で麻雀をしたせいでへとへとの小五郎がついていきます。
どうやら今シリーズでは紅葉と伊織は不在のようですね。
さすがに別行動か。
「ちったー気を遣えよ…」とぼやく小五郎。
男子高校生も一緒だからと保護者として同行したことに対し、和葉は小五郎のフォローをしつつ、「ま、平次は安心安全やけどな!」と笑顔。
いつかの鳥取蜘蛛屋敷事件とは違って、今の平次は「わからんでーオレもイザとなったら…」とジェスチャーで冗談混じりの返答をするのですが、相変わらずこの二人は噛み合わないようで。
信用されているようなされていないような、微妙なすれ違い。
真面目な話、和葉の指摘通り心配でついてくるおっちゃんえらいですね。
なんだかんだ父親としての役目を果たしている。
登山道とはいえ、徹夜後に山登りは本当にグロッキーでもおかしくないな。
小五郎じゃなかったら倒れかねない。
アシストと雨
やはり和葉と平次の仲が上手くいくようアシストするために誘ったらしい。
前シリーズの1話の回想を見る限り、コナンの方は頼まれて平次に連絡したのかな?
それとも自発的に?
なんだかんだ京都回だとコナン(新一)もからかうだけでなく平次を応援しているようだったし。
紅葉の体力がまったく信用されてなさそうで笑った。
今回はかるたの試合で不参加のようですが。
あれであの子結構やると思うんですよね。
想像のあの感じもありそうと言えばそうなんですが、料理はともかく運転手付きとはいえ人を驚かせるために床下収納に隠れるくらい行動力あるし……。
包丁の扱いはやばかったですが、尽くしたいっぽい人だし、負けず嫌いでもありそうだし。
いざとなれば伊織いるし、どうとでもなりそうな手強さがある。
やろうと思えば山とか気軽に買えそうだし……。むしろ持ってそう。
お膳立てをよそに、平次と和葉は相変わらず幼馴染としては自然に仲良さそう。
さりげなく和むシーン。
そして、予報になかった突然の激しい雨。
山の中は天気が変わりやすいとは聞くけども実際どうなんだろう。
そういえば大阪城の事件の時も突然の雨に降られてたなぁ。
折り畳み傘を持っていた和葉はコナンたちと一緒に雨宿りするのですが、「早よ平次も入り!」と平次に声を掛けるも、平次は「アホ! お前らだけでギュウギュウやんけ!」と断ります。
確かに4人は難しいな。
こういう時に躊躇いなく断れる平次がいいやつ。
雨宿りできる場所がどこかにないかと小五郎が周囲を見渡すと、寺を発見。
何やら事件の予感。
雨宿りと打ち明け話
お寺の名前は昇楽寺。
ここで雨宿りしたいと住職さんに相談すると快諾。
どうやら葬式や法事を除けば仏像目当ての来訪者ばかりでそれ以外の客は珍しいとのこと。
絶景スポットに来る人たちもここには立ち寄らないということだろうか。
それとも仏像目当ての人と層が被っているのか。
住職のご厚意で、一行は二人の僧侶からお茶とタオル貸し出しの世話をしてもらうことに。
コナンたち三人が雨に濡れた部分をタオルで拭いていると、夕方までには雨は止むと僧侶の賢哲が言い、お茶を用意してくれました。
賢哲の話を聞いた和葉はタブレット端末でこの寺が映えスポットとして有名であることを確認。
被っていたどころかここがむしろ適当だったのかな。
元はといえば鷲雄山に誘われた側なこともあり、和葉は一体何の用だったのか知らなかったようです。
しかし、この流れで上手くいくかなぁ。
和葉は平次から子分だと思ってると言われたり、一度告白のタイミングを失敗して高木刑事に聞かれてしまったことを考えると敢えて踏み込まなかったのかな。
戎橋は結構いい感じでしたが、平次の自覚としてはタイミング悪かったし。
この二人は準備とか新一への対抗心とか関係なく事件絡みのアクシデントで上手くまとまってほしいな。
今シリーズではないだろうとは思いますが、今後の組織編に期待。
蚊帳の外で背景にいるコナンがかわいい。
鈍感な和葉はすっかり平次からの好意は気になっていないようですが、マジックショーあたりから戎橋まではともかく、もう今は推理でもなんでもないし。
本人自身のことはダメなだけで他人のことは鋭いからややこしい。
問題のないところから問題を作り出している……。
人魂と魔物
傘のなかった平次と小五郎は衣服を乾燥してもらえた。
着替えを済ませたはいいが、平次は和葉から貰ったお守りを紛失。
お守りを乾燥機に入れるな(笑)
和葉は「バチ当たんで…」とツッコミ。
和尚や頓哲という僧侶も見かけていないとのこと。
そこでコナンがもう一人の人に聞いてみてと言います。驚く住職と僧侶たち。
理由は単純明快。
洗面所に歯ブラシとコップが4つあったからなんですが、この流れだとホラーっぽいな。
コナンの指摘通り、もう一人勘哲という僧侶がいて、5日前から行方不明になっているとのこと。
タバコを隠れて吸っていたことからしばらく折檻部屋に入れていたらしい。
雲行きが怪しくなってきましたね。
もしも仏像と関係あるのなら窃盗団の一味ということはないですよね。
頓哲は「きっと寺の修行が嫌になって逃げたんでしょう」と言いますが、賢哲は人魂と共に現れ、悪さをした輩を攫って魂を食い尽くし、その抜け殻を置いて去っていくと鷲雄山に伝わる紅蓮髑髏なる魔物に攫われたのではないかと考えているようです。
賢哲を叱る和尚。
しかし、どうやら妄想の類ではなく、森の中では遺体が見つかったこともあるらしい。
雨の降る中、トイレから出た小五郎が廊下を歩いていると、鉄の玉(パチンコ玉にしては大きい?)が階段の上から一つ落ちてきました。
階段の上にあるのは例の折檻部屋。
扉は開いていて、小五郎は誰かいるのか中を確認すると——
場面は変わり、トイレからなかなか戻ってこない小五郎について平次とコナンはどこかで寝ていたりして、と冗談を言っていると急にどこからか悲鳴が。
周囲の様子を確認しようと開けられた扉の向こうに人魂が。
コナンと平次は階段の上へとあがって扉を開けるとそこには行方不明と言われていた僧侶が横たわっていました。
小五郎はどこへ?
悲鳴の主はおっちゃんなのでしょうか。
第40号へ続く。