サンデー感想

FILE1118「舞い上がって…」

感想

シリーズ解決編。

扉絵

アオリは

鋭い眼が丸く解決。

FILE1118

扉絵には平次とコナン。

丸く、というのは平次が持っている鉄の玉にもかかっているようです。

真相

まだ雨が降りしきっているようです。

この調子だと解決時に晴れるか晴れないでパワースポット巡りは断念かな?

平次は和葉たちと一緒に和尚や僧侶たちと事件の真相を話しにやってきました。

コナンはその場にいないので別の場所で仕掛けをしているか、おっちゃんを助けに行ってるのかな。

平次が「再現するんやったらアイツに手伝ってもらわんとアカンけど…」と言って襖を開けるのを見ていた二人は小五郎との推理ショーなのかと期待しますが、襖の向こうには紅蓮髑髏が。

驚く二人。

そこへコナンが登場。

となると小五郎はすでに救出済みかこれから見つかるのかな。

コナンが持っているのは糊でくっつけて筒状にした半紙とキャンプの際に使う点火棒(いわゆるチャッカマン)で、簡単にできる仕掛けらしい。

筒状半紙に火をつけることで周囲の空気が温められて上昇気流が発生。

燃え残った灰は軽くなるため、上昇気流に乗って火がついたまま舞い上がるという仕組み。

なるほど。本当に簡単だな。

平次たちが駆け上がった階段にも同じものが仕掛けられていたとのこと。

コナンと平次の靴下が真っ黒になっていたのは燃えカスが原因だったのか。

というかこの二人なら(でなくても?)臭いですぐに気づきそうな気がしますが。

無臭でできるのかな。

燃えカスは賢哲がバケツをひっくり返したために水で流されてしまったようです。

頓哲が賢哲にまさかわざとつまずいたのではと言いますが、賢哲は否定。

平次は誰かがバケツにつまずいてひっくり返すよう犯人がわざと階段の際に置いたのかもしれないと言います。

となると和尚なんだろうか。それとも大穴で頓哲か。

そこへ和尚が、その推理は面白いが一つ大きな穴があると口を挟みます。

筒状の半紙に火をつけながら階段を上がった犯人はどこへ消え失せたのか。

階段を上がった先にある折檻部屋には勘哲の遺体しかなかったではないかと。

平次は隠し部屋が存在すると指摘。

平次のお守りが隠し部屋の前に落ちていたのも犯人がそこに隠れていたことが原因らしい。

だけど、どうしてお守りが?

今シリーズの事件で一番よくわからなくて気になっていた部分。

お守りの紐がピンと張られていたのは扉に押されて一直線上になったから。

なるほど。

それにしてもどうしてお守りがひっついてきたのかと思っていたら鉄の玉がお守りの中に入っていた手錠の鎖にくっついたから。

まさか鉄の玉が磁石だったとは。

犯人は数珠に見立てた鉄の玉を隠し扉の開け閉め用で袂に入れていたが、それにお守りがくっついて隠し部屋の前に落ちたと。

和尚も隠し部屋の存在を知らなかったようですし、犯人は頓哲に違いないということに。

これは意外や意外。

小五郎が拾ったのもこの鉄の玉なんだろうけど、落ちたのはわざと?

観音像を拝む時にも数珠が一つはみ出していたと平次は指摘。

前回読み直したら確かに〜。

これ、気づいた人すごいな。

しかし、どういう仕組みの隠し扉なんだろう。

磁石になっていて、引っ張れるってこと?

被害者はまったく落ち度のない人だったんですね。前回色々と疑って申し訳ない。

被害者の勘哲さんは隠し扉がうまく閉まっていたなかった時に隠されていた偽物の観音像を偶然見つけてしまったから。

見つけたのは和尚から過去に折檻部屋へ入れられた時なのかな。

不運な話。

レプリカはネットでせっせと売られていたらしい。

仏像研究家の村田さんも偽物を飾っていたことに気づき、同じく被害に。

小五郎が閉じ込められたところにあった仏像らしきものはレプリカだったようですね。

和尚は可哀想だな。

本物は取り返せるのかな。

見抜かれないくらいだったらレプリカだけ売って本物には手を出さなければまだよかったのに。

本物の方が当然高値がつくだろうけど。

犯罪を隠すためとはいえ、より罪が重い方向にいっちゃって。

さすがに殺人罪よりはだいぶ軽かっただろうに。

例の偽数珠が偶然落ちたのを拾われたから小五郎は監禁されてしまったようです。

どこに隠し部屋があるのかと言い逃れしようとした頓哲でしたが、和葉から借りたタブレットを平次が部屋の奥の壁にくっつけると、扉になっていて見事開きました。

内側の仕掛けで外から磁石をスライドさせたら鍵もスライドする仕組み。

犯行を見破られた頓哲はその場から逃走。

どうやらコナンが半紙などを用意できたのもすでに小五郎から監禁場所に隠されていた証拠を預かっていたから。

頓哲は待ち構えていた小五郎に捕獲されます。

一方、雨があがり、平次と和葉の目の前には富士山の向こうに綺麗な夕焼けが。

完璧なシチュエーション。

しかし、平次は告白することをすっかり忘れる(笑)

「ほな、帰ろか?」

「せやね!」

FILE1118

二人には今後平次のピンチに伴ういい展開を予想しているので別にいいっちゃあいいのですが。

この二人は自然体ですね。

「お土産買うて帰らんと…」と言う平次ですが、気になるのは和葉がお土産に買おうとしているベルツリー饅頭。

そんなのあるのか。

鈴木財閥って手広くやってるのな。もしかして映画で出てきてたかな。記憶が曖昧。

「食い過ぎるとまた肥えるでホンマ…」の平次がからかう気満々で、かわいい。

自覚するまでとは表情が明らかに違うなぁ。

二人がまとまるのも時間の問題ですね。

それはそれとして、美國島の時のような展開が起きると期待しているのでそれまで待ちたいです。

あの隠し部屋は誰かが酒を飲むために作った部屋でそれを見つけたので犯行に利用したようですね。

隠し部屋がなければ犯罪は起こらなかったのかもなぁ。

閉鎖的な場所だし。

和尚が紅蓮髑髏の話を頑なに拒んだのは来週から来る予定のお手伝いの女性たちが怖がって来なくなるのを危惧していただけだそう。

でも、こんな事件が起きたらやっぱり来ないのでは……。

観音像はどうするんだろう。

本物を警察に見つけてもらってから再度重要文化財に指定してもらうのかな。

帰路

場面は変わり、飛行機で帰路につく紅葉と伊織。

優勝したようですね。さすが。

服装から春〜せいぜいあっても初夏くらいかとは思っていたけども前シリーズ〜今シリーズは現実とリンクしていて季節は夏から秋頃かな。

修学旅行編が秋頃だったので、季節ループ設定にしても、FBI連続〜秘密のお参りが秋〜冬だから随分とんだな。

予期せぬ邂逅の時に若狭が出ていた時もおそらく夏だったとはいえ、たまに日付や季節が出てくると感覚狂う。

一方、新幹線で帰路につく平次と和葉ですが、平次はやっと告白し忘れていたことに気づく(笑)

次回は第50号につづく。しばらく休載で、連載再開は11月ですね。