感想
シリーズ解決編です。
表紙
表紙はまさかの高木刑事と千速さんがメイン。
その背後にコナン、佐藤刑事、重悟。
描かれている絵面にびっくりしたのですが、前回の流れを思い出して納得。
千速さんが高木刑事を危ういと感じていたことがこの表紙にかかっているとみた方がよさそうです。
ぱっと見びっくりしました。
食事
千速さん初登場シリーズの時は食事に行こうとしてたらしい。
結局は流れたようなのですが。
どうやらドレスコードで入店お断りされてしまったらしい。
似合いそうなものなのに。本当にテキトーというか自由な千速さんに笑う。
しかも相当悔しそうですし。
それに重悟が誘ったのも「三つ星レストラン」とかガチなやつ。
明らかに好意に気づくやつですね。
まさか命懸けの復活の頃、新一と蘭が行ったあの店?
違うのかなぁ。
それか千速さん初登場シリーズで出てきたお店の『風の女神(訳)』なのか。
めちゃくちゃ気になる。
小五郎の反応
コナンが推理ショーを始めた時のおっちゃんの反応が面白い。
しかも頭を打ち付けた時、痛そう。
麻酔にしても人体に影響はないのだろうか。
目暮警部のツッコミも相変わらず冴えてます。
ダイイングメッセージ
折り目か〜。
折り目がついていたことすら気がつかなかったです。
確認のために読み返したらついてます、折り目。
こんなの気づかないというか目に入っても敢えて折った折り目だとは意識してませんでしたよ。
皺があるなとは思いましたが。
これはすごい。
証拠品なので被害者が書いた印象メモはビニール袋に入れられているのですが、手に持ったときの皺が入っているので、よく見ないとわかりにくいです。
たしかに折り目はあるのですが、周囲の袋の皺がいい感じに目眩しになっています。
むしろ暗号の内容に気づいたら(自分は気づいてませんが笑)「そういうことか!」と思うかもしれません。
わかった方に拍手を送りたい。
全容
それにしてもすごい状況だな。
しかもメモの残りの誤字は犯人がごまかすために付け加えただけらしい。
被害者がごまかしたわけではなかったと。
送り仮名はたまたま空白があったということなのか。
なんとも言えないスペース。
「人」の部分は揃ってるので、ありそうといえばありそうですね。
三人目の人が見ていたのは犯人がごまかした後だったということになるのかな。
印象メモだからその時間しか書けないですが。
ここは謎なような。自分の読解力がないだけなのか。
ムーディーな演出と二人目の人が話していたのは停電で部屋が暗くなったから。
しかし、犯人はテーブルの下に潜んでいたので暗かったことでそれに気づいてはいなかった。
ただ、テーブルクロスがめくれてる状態なので、本当に気づかないのかな?という気も。
元々暗めな照明だったらわかりづらいかもしれません。
拳銃は現場に残していたが、犯行時に使った手袋は証拠として残っていました。
偽名
やはり被害者は結婚詐欺師だったんですね。
しかも犯人には兄がいて彼女に騙されたらしい。
こういうのは微妙に当たる時は当たるのですが、根拠の必要なことはさっぱりです。
水撒くのはだめですね。
動機としては復讐されるのも無理はない。
危うい
警察が来ているのにディナーを持ってくるって。展開のためなのだろうとは思うのですが、さすがに気がきかない。
まさかのプロレス技?
重悟も好きなのか。
千速さんと高木刑事
自ら危険を承知でナイフを握った高木刑事に千速さんが告げた言葉が重い。
あの感じだと千速さん、もしかして松田のこと結構好きだった?
単なる幼馴染だと思っていたのですが、もしかして。
それとも単に大切な存在だったという意味なのか。
佐藤刑事に言い残した言葉はなんかどちらともとれそうで。
両思いとは想定してなかったのですが、どちらなんでしょう。
実はお互い気持ちを伝えてなかっただけなのか、亡くなってから気づいたのか。
自分で言ってて後者だったらと思うとめちゃくちゃへこみました。
ありそうな……。
地味にダメージくるやつ。
そうなると、それすら佐藤刑事と同じってことになりそうですが。
佐藤刑事も松田と死に分かれた時に(そもそも過ごした期間が短い)自覚したっぽいからなぁ。
松田ぁぁ。
それはそうと。
「女いんのか…」という千速さんの反応。
恋人いなかったら高木刑事が千速さんからそこそこ気に入られてそうなくらいですね。
重悟と千速さん
バイクで来たのに飲むのはなんでだ。
元々はどうする気だったのか。
店の前は特に場所がなさそうなので、駐車場に停めたままにする気だったのかな。
ご飯食べて歩いて帰る予定だったのか。
でも神奈川県から都内。
交通網発達してても後日取りに来るのはちょっと面倒だろうなと思いました。
コナンと千速さん
千速さん、気づいてる?
それとも気づいてない?
コナンの反応的に眠りの小五郎の正体に気づいたかそうでないかは微妙なラインですね。
爆弾犯の一件と初登場の時と今回とですから、千速さんならコナンがただの子供ではないと考えていてもおかしくはないですよね。
平次や安室と同様に特にバラそうとしているわけでもなさそう。というかそんなこと頭にもなさそう。
高三
高校生の千速さん、とてもかわいいです。
綺麗でかわいい。
同じ学校に通っていたってことでいいのかな。
松田は初恋の相手と小中高一緒だった?
二歳しか離れてないので中高でも一年は同じ学校に通えてたんですよね。
だとすると、本当に幼馴染です。
てっきり喧嘩の仲裁に入ったのかと予想していたのですが、今回の犯人と同様にナイフを自分に向けた忍さんを止めにきたと。
だから忍さんがガラス片から重悟を庇った高木刑事を見てすぐさま反応したんですね。
忍さん自身のことだから。
ちょっとだけですが、萩原登場して嬉しい。
その時の怪我が原因で、松田はボクシングIHの試合に出られなかったらしい。
これは……忍さんも(親友である千速さんの弟の萩原のことは言うまでもなく)松田が亡くなった時は相当ショックだったでしょうね。
付き合いが長かったのかわかりませんが、千速さんと萩原通して関わることは結構ありそう。
特にこんなやりとりの後はなおさら。
忍さんがすぐに高木刑事のことを気にしたのも松田と重ねたからみたいですし。
今回、じわじわ切なさがきますね。
今後
どうやら前の事件の捜査で重悟も病み上がりだったらしい。
みんなタフすぎる!
傷口が開いてしまったようですが、こんな時に婚活パーティーに来るとは。
慣れっこなのかな。
千速さんは「ここにもバカいたわ…」と松田と重ねていました。
その笑顔を見る限りでは重悟と千速さんはいつか上手くまとまりそう。
読者の思っている以上に松田のことを引きずっていたのだろうなというのが今回よくわかりました。
そういえば
千速さんの言った「身の毛がよだつ」一言とは何だったのか。
てっきり語られるかと期待していたので、そこは残念です。
SDBでも何でもいいので、いつかは知りたいところ。
次回
休載です。
「ゼロの日常」が再開。
コナン本編は14号につづく。今回が10号なのでそれほど休みはないです。
次は何の話なのか気になりますね。
探偵団が出てくるのか小五郎、蘭たちなのか。