サンデー感想

FILE1088「甘い罠」

感想

新シリーズです。

扉絵は棒付きキャンディーを頬張るコナン。

スイーツが絡む事件はこれまでもありましたが、今回はどのような話なのか。

京都

蘭と和葉がスイーツを食べに京都へ来ていました。

さらに伊織まで登場。

どうやら平次に片思いしている紅葉の策略で平次&小五郎&コナン、蘭&和葉の双方を京都に呼び寄せたようですね。

小五郎と平次をモデルにした舞台をやるからプロデューサー、脚本家、舞台監督、演出家をまじえて打ち合わせしようという企みです。

コナンについて死神度と平次に心の中で言われているのは笑いました。

まさかの浪速キッズ光本さん(←平次役の俳優。小五郎役は剣持さん)が再び登場するとは(回想のみですが)

またいつか出てくるのかな。

と思いきや。

不穏な予感

黒田管理官!?

以前の記事にも書いた通り、個人的には平次が組織に狙われて大岡家がピンチを解決するのに関わると予想しているので、かなりドキッとしました。

冒頭、伊織登場の時点で期待したんですが、気が早いし考えすぎと思い直したのにやはり考えすぎではないのかも??

今回は前哨戦だと思いますが。

黒田管理官の「京都に来る用」とは何でしょうね。

ついで風に言っていますが、元々大岡家に用があったのか本当に別件があるのか。

紅葉の身内についてもかなり気になりますね。

ご隠居は次郎吉と違ってすぐ登場しないあたり、何か組織編における重要なポジションな気が。

シリーズ終わりに黒田管理官と何か話したりとか、ないかなぁ。

とにかく、黒田管理官が京都に来た目的が気になります。

組織が京都(関西)で動き出しているのか。

大阪府警だけでなく、京都府警も関わることになるのかな。

今回の話の時期がはっきりしませんが、修学旅行編から3ヶ月は経過している(秘密のお参り回)ため、今さら新一が京都に来たことについて探りにきたということはないと考えられます。

もう少し踏み込んで、すでに組織が動き始めているとみた方が自然ではないでしょうか。

そうではない場合、いったい今はどの時期なのか?という話に。

前のキッドが出た回も時系列的にどこに位置しているのかよくわからなかったのですが、今回が修学旅行編の直後ではさすがに不自然だと思います。

そういえば、若狭先生は京都に来ていないのかな。

来ていたら驚きますね。たぶんないとは思いますが。

ピザとスイーツ

以前作品が大当たりしたのをきっかけに、それ以降験担ぎでピザを注文しているという舞台関係者。

紅葉と平次

平次いいやつですね。

頼られると弱そうだな。

和葉と蘭

罠にかけられようがスイーツは完食しようとする。

招かれた以上無下にしないあたり、和葉も人がいい。

監修

割と真面目に脚本監修に携わる黒田管理官。

いいですね。

これまで出番がそう多くはなかった(事件が起きてからしかなかった)ので、どんな人なのか謎ではあったのですが、かなり真面目な人ということでいいのかな。

仲間内と外向けでは結構違うタイプな気もしますね。

口調が違うというのも印象が変わる点でもあるので。

メタ的にいえば、ラムの正体が確定するまでは人格について描写しづらかったというのは多分にありそうですが。

事件発生

死亡フラグが着々と積み上がっていそうな株本さんでしたが、やはり亡くなってしまいました。

自殺した女優さんのことで、動機次第では恨みを買っている可能性も。

ダイエット中と言っていましたが、ピザを食べなかったのはそれだけなのでしょうか。

黒田管理官がその女優さんのファンって絶対嘘だと思う。

最初から探りにきたのか。

ですが、なぜ?

もしかして亡くなったこの女優さんに何かあるのかなぁ。

それか大岡家が他殺を疑って舞台を持ちかけて探ろうとしたとか??

紅葉も頭のいい人ですし。

平次を誘うためにわざわざ小五郎まで呼ぶのは不自然なのが気になります。

単に物語の運び方の都合かもしれませんが。

平次が打ち合わせに来るのに和葉が同席する理由もないため、蘭を誘うには小五郎が必須とも思えないんですよね。

紅葉なら平次のみで(女優さんの件は)事件が解決できると考えそうですし、部外者を入れたい理由があまりないような。

舞台のことだけならなおさら小五郎は必要ない。

小五郎役がいるのは紅葉の希望ではなく単に誰か(黒田?だとするとコナンが必要ということになる)別の案なのかな。

それぞれにダブル主演を隠したのは紅葉の意向だとは思いますが。

黒田の案or紅葉の身内の案なのかな。

トリックの謎

株本さんが亡くなった部屋の机の上には棒付きキャンディーがいくつか転がっています。

キャンディーの奥にあったのは台本か何かなのかな。平べったい何かが置いてあります。

気になるのは脚本の中で巡査が道を聞いてきたお婆さんからキャンディーを受け取ったというシーンがあったこと。

自身のことをモデルにして脚本を作ったのかな。

あるいは女優さんが亡くなったことに関して、それが他殺なら犯人を知っていて話に組み込んだとか?

平次と小五郎(の役)に解かせたいのは女優さんの事件についてだったのかもしれません。

株本さんは演出家なので脚本家に聞いたら何か詳しいことがわかりそうですが。

もしかすると犯人はわからないもののトリックだけは突き止めたのかも?

あるいは元々思いついていたトリックを誰かに話したのかもしれません(その後そのトリックを使って女優さんが亡くなった)

犯人を炙り出すためにというなら株本さんの行動も頷けるような。

ご隠居に相談して舞台で犯人を突き止めるのが目的だったのかな。

それにしても油断しているともとれるので、ミイラ取りがミイラになった可能性もありますが。

寝つきが悪いと言っていたことも気になります。

睡眠薬を飲むほど思い悩んでいたのか。それとも何か心当たりでもあったのか。

次回

次回は第15号に続く。