サンデー感想

FILE1094「偶然の出会い」

感想

新シリーズです。

扉絵

コナンが持っているのはティーバッグとカップソーサー。

これはもしや例のお茶会??

んなわけないか。何年前でしたっけ、あれは。

その辺はしばらくわからないとは思っています。

とにかく、杯戸町に何かがあるようですが。

本屋

杯戸町の本屋に訪れたコナン。

そこで絶版となっている掘り出し物の推理小説を3冊購入し、喜んでいます。

この3冊の本の表紙、笑えますね。かなりわかりやすいパロディー。

元は蘭が世良から聞いて杯戸町の本屋さんをコナンにすすめたようです。

これはいつかのホテルと同様に世良がコナンと接触したくてわざとそうしたのかと思っていたらバイクを停めて世良がコナンに声を掛けてきました。

狙い通りなのかな?

世良はペットボトルの蓋を開けてくれないかとコナンに頼みます。

コナンは警戒しているのか自分でやるように言うものの、油で手が汚れているからという世良に対して渋々従いますが、中には炭酸が入っていたようで、中身がかかってしまいます。

世良は謝りますが、先週引っ越して今住んでいるホテルがちょうどたまたまそこにあるからと言います。

強引すぎ(笑)

コナンも突然の提案に唖然。

普通に頼めば新一の性格ならついていくと思うんですけどね。

たぶんメアリーの警戒心がこの不自然さを生み出しているかと思うと、回りくどいなぁと思いました。

世良の提案をコナンは「ヤダ!」と言って断ります。

コナンがなぜ嫌がったかというと、立て続けに2件ホテルの爆破事件が起きていて、まだ犯人は捕まっていないからだと言います。

普段のコナンならそういうことは気にしないところですが、ちょうどいい言い訳になると思ったんでしょうね。

それにしても穏やかじゃないですね、杯戸町。

世良ちゃんも変なタイミングで引っ越してきたな。

まさか組織が爆破とか、ないですよね。

まあ、暗号を残しているらしいので全く別の犯人だとは思いますが。

単独犯でこれってなかなかの知能犯ってことになるのでは。

コナンは「メチャクチャワナ臭いし…」と思いながら「んじゃそういう事だから…」と言って帰ろうとします。

しかし、世良は「一つ目の暗号なら今朝、偶然入手できたから見せられるが、ホテルの部屋に置いてあるパソコンの中に入っている」と持ちかけます。

inホテル

なんだかんだ提案に乗ってしまったコナン。

素直にシャワーを浴びてるとは思えないですが、中で何やってるんだろう。

ジョディ先生の家に服部と行った時や立体交差のシリーズ中は訪れた犯人の家の中を嗅ぎ回っていましたが。

世良の背後にはメアリーが。

どうやらコナンの持っている荷物から解毒薬を手に入れようとしてホテルに招いたらしいですね。

あれ? これは完全な窃盗……。

一錠隠し持ってることについて灰原は気にしていないままなのか、気づいていないのか。

後から色々と怒られそうですね。

まあ、コナンが素直に騙されるとも思えませんが。

コナンは意外にも本当にシャワーを浴びていました。

ですが「あの薬なら今日は持って来てないからねー」と世良に釘を刺します。

なるほど。持ってきていないからこその余裕だったと。

すでに一度狙われているのでそれ以降は外出時に持ち歩いていないのかも。

博士に預けているか事務所(毛利家)に隠しているか。

仕方なく諦めることになった2人。

暗号

結局、ホテル爆破事件で犯人から送られてきたという暗号を見せてもらうことに。

「まさか警察の内部資料をハッキングしたんじゃ…」と疑うコナンですが、世良は爆破の予告状と一緒に送られてきたというその暗号がネットに流れたという噂を聞いて見つけたようです。

これは犯人がわざと流したのかな?

警察に何か恨みがあるとか。

予告までしていますしね。

と思ったら、ホテルの従業員が漏らしていたらしい。

これ絶対クビだな。

しかもイタズラだと決めつけてアップしたようです。

とんでもない従業員です。コナン世界も時流に乗っているというか世情に重ねていますね。

世良は(メアリーかも?)そのホテルの従業員のスマホを片っ端からハッキングしたら暗号を見つけたそうです。

こっちもこっちでやばかった。

暗号と一緒に送られてきた犯行予告状には

「今日の17時までに暗号が解けなければこの暗号が示す部屋を爆破する」

「もちろん1人でも客を故意に部屋から避難させたり警察を呼んだりしたらその時点でスイッチを押す」

「答えがわかったら別途に記したアドレスにその部屋番号を書いて送れ」

「答えるチャンスは一度だけ! 間違えてもアウトだ」

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と書いてあったようです。

なるほど。警察には知らせるなと言っていたのか。

であれば爆破しなかったら従業員もクビを免れていたかも?

いや、まだクビになっていないかも。

結局は時間切れとなったらしく、爆破された部屋は3420号室だったそうです。

一件目以降は報道されているのも不思議な感じがしましたが、爆破自体を隠すのも無理があるし、連続事件にする必要が犯人にとって重要だったのかも?

ポワロのABC殺人事件をモデルにした赤い馬事件がありましたが、ああいう感じで、実際に狙っている人物がいるのかもしれない。

その部屋に呼び出して、みたいな。

証拠さえなかったら疑われても言い逃れできそうだし。

ちなみに暗号文はこのようなものでした。部屋番号とどう関係あるのかな。

てさひうんんやゆぜよくじんに

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頭の「て」は□で囲われています。

暗号系は本当に苦手なのでわかりません。

この□はキーボードのキーの形を表しているのかも?

パソコンのキーボードのキーの通りに暗号のかな文字入力に合うキーの文字を当てはめると

「て」→「W」

「さ」→「X」

「ひ」→「V」

「う」→「4」

お? 数字が出てきました。

「ん」→「Y」

んは二回続いているので↑はYYということに。

「や」→「7」

おや? 雲行きがあやしくなりました。

「ゆ」→「8」

「ぜ」→「P」「゛」

もはや何がなんだか。

「よ」→「9」

「く」→「H」

「じ」→「D」「゛」

「ん」→「Y」

「に」→「I」

一部はローマ数字にできなくもないですが、3になりそうなものもない。

むしろ普通の数字をここから取り除けばいいのかな。

取り除くと残る英字は「W」「X」「V」「Y」「P」「H」「D」「Y」「I」

さらに絞れるかな。もしも事件が起きたホテルの部屋の最大数がわかればそれ以降の数字に当てはめられる英字は不要ということになりますね。

ローマ数字は1から3999までで、4000以上は表記できない。「3420号室」にするには。

とりあえず3420だと「MMMCDXX」になるのですが、「C」もなければ「M」もない。

謎が深まっただけでした。

一旦諦めよう。

世良はコナンに「紅茶とかいるか」どうか聞きますが、コナンは(ホテルに住むメアリーが)紅茶好きであることを見抜き、指摘します。

「ねぇ、もしかしてその人って世良の…」と言いかけたその時、部屋の外から大声が。

世良たちのいる部屋と同階のホテルの通路では「チェックインしたての部屋の机の上に暗号が置いてあるのか」と清掃員の女性に詰め寄る男性客が。

紙を見た世良とコナンはびっくり。

なんと爆弾犯からの暗号に間違いない内容でした。

ひにんせよんうひゆやじく

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今度は頭の「ひ」の文字が□で囲われています。

そこへ何かあったのかと駆けつけるベルボーイ。

この男性はクォーターなのかな。名前と顔の感じ(そばかす)からそういう感じですが、何か意味があるのでしょうか。ただ単に名前に引っ掛けたビジュアルにしただけなのかな。

暗号の紙が置いてあったのは2114号室のようです。

すでにフロントには爆弾犯を名乗る人物から妙な声の電話がかかってきたとのこと。

声を変えて連絡してきたようですね。

犯人からはその部屋に「暗号があるから確かめろ」と言われてそのベルボーイはやってきたらしい。

内部犯、または客が犯人なのかな?

ベッドメイクをした清掃員に見つからずに暗号を短時間で仕込むには清掃員と客がグルとか客自身で置かないと無理があるのでは。

少なくとも清掃員が嘘をついていなかった場合、客かベルボーイといった従業員にしかできない??

何気に部屋へ荷物を運んだのもこのベルボーイさん。

世良とコナンがベルボーイから話を聞いている最中、フロント係の元に再び犯人から電話が。

世良の指示でスピーカー状態で犯人からの電話内容が流れてきます。

「前回、前々回と同様、客を故意に避難させたりこの件に警察が介入したとわかればこのホテルの部屋数が1つ減る事になる…」

「猶予は今日の17時まで…その頃にまた電話するから暗号の答えを聞かせてもらおう…」

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そこで、ベルボーイが「あ、あの…どこの誰かは知りませんが…こんなバカな事止めましょうよ…」となだめようとします。しかし、

「フン…ベルボーイ風情が私に説教か…」

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と犯人は言います。

このホテルのどこかで見ているのかと周囲を警戒する世良とコナン。

これ、ベルボーイさんがあやしくなってきましたね。やろうと思えば、新一が蘭にやっていたみたいにあらかじめ録音した自分の声と合わせてちょうど口を挟むという一か八かの作戦に出てもおかしくはないですし。

この連絡がなければホテルの部屋に荷物を持ち込んだベルボーイはまず疑われる可能性が高いです。

もし清掃員が嘘をついて何か仕込んでいたとしても、ベルボーイはテーブルの上にある暗号を見つける可能性が高いですから、結局清掃員がそれをするメリットはないんですよね。

鍵があるから第三者の客が侵入して暗号の紙を置くというのも難しいでしょう。

つまり、客かベルボーイが犯人ということに??

コナンは「ねぇ? 前と同じく…やっぱり答えるのは一回だけ?」と質問するのですが、「じゃあ17時にまた電話する…頑張れよ…」と言って犯人は電話を切ってしまいます。

ますますあやしい。録音していたものだったから通話し続けられないという可能性はなくもない。

どうやら警察からはどこかのホテルがさらに狙われる可能性を考えて、このホテル側に過去に送られた2つの暗号の内容をすでに知らせていたようです。

よく似た暗号が送られてきたら通報してくださいと言われていたそうですが、犯人が先回りしているので通報は無理そうですね。

解決するのはコナンと世良の2人でやることになりそう。

と思ったのですが、コナンと世良の子供たち2人で中身を知らない二件目の暗号について聞いてみたものの、さすがにいくら客であってももちろん部外者には教えられないからフロント係の了承は得られず。

それだけでなく、上の者に相談して対応を練らないといけないから(子供二人を相手にしている場合じゃない)と正論を言われてしまいます。

17時まであと1時間ちょっとしかないため焦るコナン。

高木刑事を呼ぶか、こっそり呼ぶなら小五郎の方がいいかと考えていると、

まさかの妃弁護士登場。

マジ!?

久しぶりですね。

誘拐事件以来かな。

世良のことは前にホテルでコナンや蘭と待ち合わせしていた時に世良が電話で秀𠮷の名前(愛称)を呼んでいたことについて英理さんから聞いたわけですが。

またしても世良絡みの話で出てくるとは。

もしやあの暗号が置かれた部屋をとっている男性は妃先生のクライアントだったりするのかな??

だとしたら一応ガードとして世良やコナンが引っ付いてくる展開はあるかもしれませんね。


次号に続く。

暗号は苦手なので答え合わせ待ちしたいところですが、もう一回考えてみてもいいかな。

もしかしたら暗号となった部屋が英理さんのとった部屋ってことはありそうだし。

でも英理さんがわざわざホテルで狙われるとも思えないしなぁ。犯人の狙いはなんだろう。

もしかして、部屋を嫌がった男性客に他の部屋をすすめるつもりでいた?

その部屋に爆弾が仕掛けてあるとか。