サンデー感想

FILE1095「3つの暗号」

感想

シリーズ2話。

報告

さっそく英理さんに事情を説明する世良とコナン。

コナンは「英理さんが小五郎に頼まれた」という体でフロント係に交渉してくれないかと頼むのですが、もちろん英理さんは拒否。

どうやら英理さんはこのホテルの顧問弁護士だったそう。

労働トラブルのヒヤリングが終わって帰るところだったらしい。

待ち合わせしていたわけじゃなかったんですね。

労働トラブルというところが引っ掛かりますが。

やっぱり内部犯なのかな??

「顧問弁護士なら話が早い」と世良とコナンから頼み込まれたので、渋々ですが英理さんは二人から頼まれた通り、フロント係に小五郎の名前を出して事情を説明。

あっさり納得するフロント係さん。それでいいのか。

「小五郎は誰から事情を聞いたのか?」となりそうなものですが。

「妃先生が暗号を解くのか」と聞かれて、冗談をまじえる英理さん。

ノロケの演技力に目が点になっているコナンと世良。

このコマの世良ちゃんがかわいい。

小五郎よりも英理さんの方が暗号解く確率高いわけですが、ここはコナンがメインになるのかな。

暗号

2つ目の暗号は

もろゆんつじうせぴくよにやん

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今度も頭の「も」が□で囲われています。

結局、前回読んだ後は面倒になって考え直してもいないです。

今週わかるだろうなと思っていたのもあって。

なるほど。

1つ目の暗号は頭の文字を除いて、あとは残りの文字を並べ替えると「3420」になると。

2つ目も同じように頭の文字を除けば「2614」

ひらがなに混乱していましたが、ただの並べ替えでよかったんですね。

3つ目の暗号も同じように考えれば、ということなのですが。

おさらいですが、前回でわかっている3つ目の暗号は

ひにんせよんうひゆやじく

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頭の「ひ」が□で囲まれています。

「にせんよんひゃくじゅう」ですね。

とすぐに思ったんですが、組み合わせでいえば12通りある。

なんとなく頭から読むからかなぁ。確かに複数パターンが考えられる。

暗号の紙が置かれた部屋は「2114」号室。

やっぱりあの部屋なのかな。

気になるのは労働トラブルのところですが、あのベルボーイさんは何かこのホテルに怨恨があったのかな。

客が自作自演するなら警察に通報させないというのも不自然なんですよね。

なるべく騒ぎにして巻き込まれた、無作為さを強調した方がごまかしやすい。

他のホテルが狙われたのがダミーなら一番疑わしいのはベルボーイだと思います。

警察を介入させたくないのはあの客を狙っているからでは?

12通りあるため、□で囲まれた「ひ」が何かヒントになっているだろうと読む世良。

1回目と2回目の事件の時はメールで送られてきた暗号が解けたら指定したアドレスにメールで送れという指示だったそう。

ですが今回は直接部屋に置かれていた。

やっぱりベルボーイさんというか内部犯しか考えられないですね。

あのお客さんの部屋でないといけない理由があったとみた方が自然。

世良の泊まっている部屋はちょうど例のお客さんの隣室のため、英理さんはその部屋で客とベルボーイと清掃員の事情聴取をしようと提案。

メアリーを残したままの世良は部屋を片付けてくると大慌て。

察しているコナンは呆れ顔で見ています。

事情を説明すると「馬鹿かお前は」とメアリーに怒られる世良。

(世良が怒られるのは可哀想ですが)そらそうですよね。

わざわざホテルを転々として組織に見つからないよう気をつけてるのに。

今回は突発的なことですが、薬を盗もうとしたのでちょっととばっちりがくるのは仕方ないかな。

コナンも庇う理由はないし。

事情が事情なのでメアリーも了承。

しかし、居所を突き止められるリスクについては気にしているようです。

まあ組織はこの二人というかメアリーを探したりはしていないと思います。浅香は探しているでしょうが。

強いて言うなら探していたとしても生死不明なメアリーの夫の方ではないのかな。

実際のところはわかりませんが、メアリー自身は夫が死んだと思っているのでそれも当てはまらない。用心深さでは烏丸とタメはれるかも。

一人相撲というか空回ってる感が否めないというか。ベルモットが川に落ちたのを気にしていなければマジで何もバレてないでしょう。

このあたり、MI6内ではどうなったんだろう。変装したベルモットは結局MI6に潜入したんだろうか。

それはともかく。

メアリーの口から気になるセリフが出てきました。

「そうなれば再び根城を変えざるを得なくなりまたあの人に累が及ぶ恐れがあるからな…」

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この「あの人」とは浅香を指しているのかどうか。

もう一つ選択肢があるとすれば羽田家かとは思いますが、狙われているのは浅香だと思うのでやっぱり浅香(若狭?)でしょう。

羽田家に秀𠮷が養子に入っている以上、羽田家に対して組織はノータッチだと考えた方が自然です。

でないと、組織に狙われていた夫婦の子供を知り合いの養子に出すなんてメアリーの行動自体が不自然になります。

養子になったのは父親が行方不明になった後(さらに秀𠮷の意志とはいえ高校までは世良姓だった)なので尚更ですね。

娘の世良真純は組織に素性(面)が割れているということは同じく秀𠮷も微妙なところなのかな。

知られていなかったとしても、前述のメアリーのセリフとはやはり噛み合わない。

なので「あの人」について羽田家は除外されるとみてよいと思います。

それに羽田家は両親が健在であることが秀𠮷が用意した由美さん宛の婚姻届でわかっているので「あの人」とするのもちょっと不自然ですね。

いくらメアリーの夫の友人だったとしても狙われるのは羽田浩司の父親だけではないはず。

当然、母や秀𠮷もということになる。

つまり「あの人」とは浅香一択ではないでしょうか。

ちなみに若狭先生は自分から色々と動いているのでメアリーの思惑などは全然知らないというか気にしていないと思います。

浅香が若狭以外の誰かなら話は別ですが、今のところ違和感がありますね。

若狭先生の行動だけ考えるとメアリーとは繋がりが薄いようにしか見えないので。

メアリーの警戒ぶりが不自然というか気にしすぎなので、そのあたりも込みでこんなもんかなという。

予想と全く違ったら意味のあるセリフではあるんですが、今のところ「ふーん」という感じ。

読者視点ではどうしてもそうなっちゃいますね。いまいちしっくりこない。

以前にも別の記事で書きましたが、浅香はラム(組織)を誘き寄せようとしている、メアリーは組織から逃げてるつもりという認識です。

世良は素直ですが、メアリーを頼らなくても事件に関してはコナンがいれば十分謎は解ける気がする。

※追記。

もしも「累が及ぶ」というのが金銭的な負担で迷惑がかかるという意味であれば、あの人=羽田康晴という線はそれほど不自然ではないですね。

まだ籍を置いているはずですがMI6って薄給なのか……?

幼児化後はMI6内でもメアリーが行方不明か死亡扱いなら支援にも納得いくのですが。

事情聴取

まずは清掃員さんに話を聞くことに。

あらためて、清掃中に暗号の紙はなかったと。

例のお客さんは全室禁煙なのに隠れてタバコを吸っていたらしい。

これは何か動機と関係あるのかな。

過去に失火とかで事故が起きたのを恨まれているとか。

どうやらあのお客さんは小説家だそうです。

そして2114号室に泊まるのは今回が初めてじゃないらしい。

ということはより計画的犯行であるという可能性が強調されてきますね。

以前は別のホテルでもタバコを吸っていたところをホテルのスタッフに見られて出禁になったそう。

その出禁になったホテルが例の爆破事件が起きたところだそうです。

しかも2軒とも。

このホテルはどうして出禁にならないのかというと、オーナーが小説のファンだかららしい。そんなんでいいのか。

となるとこのお客さんには動機がなくなりますね。

過去の2件はともかく、このホテルを狙う理由がない。

メアリーはやっぱり咳が出るようですね。例のお客さんだけでなく、世良の部屋でも加湿器を用意してもらっていたそうです。

川に落ちたのとAPTX4869を飲んだのがほぼ同時期だったからなのかな。

それともコナンや灰原と比べると50代のメアリーが中学生くらいの体まで縮むとなるとかなり体に負担がかかって体が弱ってしまったのか。謎です。

あのお客さんは言いがかりをつけるクレーマーらしい。

ですが、これは仕込もうと思えばできそうな気もする。

お風呂場はなんとも言えないですが、アメニティーの数や鍵はクレームともいえるのか。

鍵はともかくアメニティーに関してはミスなのか、故意なのか単なるサービスの変化なのか判断できないですね。

次はベルボーイに事情聴取。

意外にも鍵をなくしたことには仕方ないところもあるそうで。

昔ながらの古い鍵なのでキーホルダーと鍵をつなぐ金具が外れやすくなっていて、来年からカードキーに変えるそうです。

前回の時ドアはよく見ていなかったのですが、古いタイプの鍵だったんですね。

なんとなく先入観でカードキーかはともかく、セキュリティは頑丈なタイプかと思っていました。

こうなると侵入に関してはなんとも。

しかもベルボーイさん、部屋には入ってないらしい。

読みが外れたかな。

常連客だったので説明がいらなかったから荷物を渡して部屋の前で去ったと。

そんなんでいいのか、このホテル。

来年まで持つのか?

メアリーが隠れ住むくらいだからきっちりとしたセキュリティのちゃんとしたホテルかと思ってたんですけど、ユルユルじゃないですか。

まあ(たぶん)組織も追ってないし、いいか。

ベッド、ソファー、机の場所はともかく、ベルボーイは部屋に入っていないのに「加湿器の位置が同じ」と言ってるのはちょっと気になりますね。

置く位置が決まっているわけないですよね。

そこまで広い部屋ではないですが、お客さんによっては「ここで使いたい」といった要望がありそうですし。

部屋に持って来られる重量ということは、客本人に移動される可能性もある。

毎回頼まれていて定位置ならともかく、チェックインの時にお客さんが咳をしていたのを見てフロント係の方から加湿器を持っていくよう指示したんですよね。

きっかけは世良の部屋(メアリー)が加湿器を頼んだことが理由みたいですし。

となるとベルボーイさんの発言は変ですね。

「いつ見たのか?」ということに。

やっぱり英理さんとこのお客さんも初対面だそうです。

労働トラブルのヒヤリングは関係ないのかな。

顧問弁護士という設定のための理由付けのみかも。

最後に例のお客さんに事情聴取。

例の暗号は加湿器のそばに置いてあったらしい。

世良の部屋でいうと、加湿器が壁際に置かれていて、机の上に暗号の紙が置かれていたことになります。

「——ってまさかあの暗号…本物の爆弾犯からの…」というセリフが気になりますね。

2件については報道で知っていただろうし、模倣犯のいたずらだと思ってたのかな。そうでもなければ怒るよりテンパるか普通にホテルから出ていきますよね。

クレーマーならなおさら。

一応、英理さんがお客さんをなだめるために「落ち着いて…恐らく暗号は偽物で模倣犯でしょうから…」と説明します。

本物って言ったらこの人帰っちゃいそう。なんだったら警察に通報しそうな気もします。

今から部屋を調べたいと言うと、焦る小説家のお客さん。どうして。

なんかやましいことでもありそうですね。

と思ったら中から女性が。

「中学館」は笑う。

これまさかですが過去のホテルでも女性を泊めてて、失火で亡くなったとかじゃ……。

だとしたら動機としては十分ですが。

ベルボーイさんあやしい。

ちなみに部屋に入る前の英理さんの啖呵というか挑発(交渉)で世良が「なんか昔のママみたい…」と思っていたのがなんか面白かったです。

今回の世良はいつもよりタジタジですね。普通の女の子っぽくてかわいい。

お客さんは暗号を見つけた時にいた子供たちだと覚えていたので部屋に入ってきた世良とコナンにびっくり。

暗号以外に気になったことはないかと質問されたお客さんはベッドスローが少しゆがんでいたと証言。

コナンが開きっぱなしのノートパソコンを確認。

小説家さんが書いていたのはミステリーだそう。

オーナーさんがファンなくらいなので結構面白いのかな。

世良も「おーっ! 結構盛り上がってるじゃないか!」と好感触。

「続きは…」とキーボードを押そうとしたら「キーボードに勝手に触ってんじゃねぇ!!」と小説家は激怒。そらそうだ。

これで英理さん、コナン、世良、話を別の部屋で聞いていたメアリー(※世良がスマホを通話中にしている)の4人は暗号が解けたようです。

怒った小説家さんから部屋を追い出されてしまいました。

制限時間の17時まであと10分もないと言うベルボーイさん。

大丈夫なのか心配する清掃員さん。

余裕の3人。

次号へ続く。暗号の謎は引っ張るんですね。途中からそんな予感はしていましたが。

解決編の後は新シリーズが次次号になるのか気になりますね。

そろそろ若狭先生出てくるかなぁ。

平次、黒田、伊織、メアリーと組織編に関係しそうな人物が最近登場しているし、そろそろ大型シリーズに突入するのか。

その前に今シリーズの解決編ですが。