サンデー感想

FILE1090「扉の先の真実」

感想

シリーズ解決編です。

買い物

扉絵はピザを持っているコナン。

株本さんが亡くなったので舞台は中止ということになり、プロデューサーはスタッフに知らせたいと発言。

舞台監督は別の仕事を入れないといけないとのこと。

脚本家も同意します。

他殺の可能性があると綾小路警部が引き止めている最中、平次とコナンが大急ぎでトリックに関するものを購入して話に割り込んできました。

買ってきたのはピザと何か。

アクシデント

株本さんがこっそりとピザを食べたというやり方で切り分けようとした平次とコナン。

台所で準備しようとしたところに紅葉が手伝おうとやってきました。

平次は断りますが、紅葉が持った包丁の刃の向きすら逆になっているので平次とコナンは目が点になってしまいます。

ちょうど床に置いていた米袋に紅葉がつまずいて、大慌て。平次の近くに倒れ込んでしまいます。

変な雰囲気になったところでその場にいたコナンがツッコミ。

うーん。これは……。ベタですね。

というより好感度が下がる?

平次に落ち度はないのですが。

紅葉の当て馬感が強くなった気がします。

彼女はどちらかといえば組織編で間接的に絡んできそうなので、三角関係についてはおまけみたいなものだとは思いますが。

ただ、平次が大慌てするのは仕方がないですね。

包丁が手から離れていなかったら下手をすれば紅葉は大怪我するところでした。

でも、包丁が宙を舞うというのもビビる。

こわい、お嬢様。

紅葉と比べたらまだまともに料理ができそうな(少なくとも包丁は持てる)園子は地味にちゃんとしているなと改めて思いました。

料理シーンもほとんどないですが、紅葉ほど壊滅的ではないでしょうね。

お姉さんと料理上手な蘭が身近にいるからかな。

スイーツ

一方、早く平次のいる場に行かなければと大急ぎでスイーツを食べる和葉と蘭。

一生懸命詰め込むように食べている蘭を見て、和葉はお店の人にも蘭にも申し訳ないと思い、やっぱりゆっくりちゃんと食べようと考え直して蘭にもそう伝えます。

蘭は和葉が紅葉の行動を危ぶんでいたことを気にしていたので、それでいいのかと不安がりますが、平次はハニートラップには引っかからないだろうと言う和葉。

ただし心の中では「たぶん」だと。不安はあるようで。

当たっているだけに……。

ピザ

コナンの妨害に不満げな紅葉に対し、笑顔のコナンがいいですね。

親友の恋路の邪魔はしない。

このような事態で面白がるようなところがないのが何気にグッジョブです。

新一は一途ですしね。

タイプの年上の女性とかたまに誰かに好かれることはあっても平次ほど隙がないのはいいところだと思います。

これで推理やホームズオタクを優先して蘭を悲しませたりしなければ完璧なのですが、欠点の一つや二つあった方が面白いのかどうなのか。

肝心のピザの切り分け方は真ん中部分を三角に一枚切り取るというものでした。

※言葉での説明が難しいのですが、普通は放射線状に等分するところをその前にピザ一枚全体から大きな細長めの三角形にカットしてしまうという意味です(◯から▽の形で頂点が中央ではない)

切り取った後のピザは正円ではなくなるものの、残りを放射線状にカットすれば気がつかないという。

確かにわかりにくいですね。

ということは食生活が変わらなかったのでダイエットにはなっていなかったようです。飴も食べていますし。

スーパーボール

コナンがトリックに使われた品として買ってきたのはスーパーボールで、ドアストッパーの下に引っかかるように仕掛けていたものでした。

犯人の手順

①ピザの中央部分に睡眠薬を仕込む。

②寝ている被害者の様子を三人で見にきていた時、ドアの下に被害者が着ていた服に似た柄の布を挟んでおく。

③周りが布の存在に気を取られている隙に扉を少し開けてスーパーボールを仕掛ける。扉を開けようとしても摩擦でスーパーボールが引っかかって中途半端にしか開かないように見せかける。

④一時的に密室になっているため、周りの人間がベランダまで迂回している間に部屋に侵入し、被害者を毒殺。

↑③が何気に難しいと思います。ドアを開けたらさすがに気づきそうなものですが。

ドアの厚みもあるし、動いたらバレそうです。できるのかなぁ。

回想コマ(説明)を見る限りでは、犯人の袖に被害者のDNAが残っていそうな気も。

ただ、証拠はスーパーボールを棒付きキャンディーに偽装した時に使ったセロハンテープに残った指紋でした。

敢えてなのか完璧な証拠ですね。

株本さんが日頃食べていた棒付きキャンディの丸い部分を見てスーパーボールに見えたということでいいのか。

それで気がつくということは元々疑っていたのでしょうか。後述の経緯のせいかもしれませんが。動機はあると考えそうですよね。

真相

どうやら脚本家は亡くなった女優さんと不倫関係にあったらしく、妻と別れなければ自分が愛人だとマスコミにバラすと言われていたようです。

女優さんを殺害したことを演出家の株本さんに気づかれたのですが、株本さんは自首どころか今回の舞台の脚本を書くようにすすめてきたらしい。

元はといえば「浮気の一つくらいした方がいい脚本が書ける」と妻帯者である脚本家に亡くなった女優さんを紹介したのは株本さん。

うーん。これは無関係な奥さんと監督さんとプロデューサーさん以外全員悪いところがあり、相当後味が悪いですね。

ただ、脚本家が主体性なさすぎるというか。

言われて本気にするようなことじゃないと思います。

そんな経緯で不倫された奥さんが気の毒すぎるし、振り回された女優さんもなんだかなー。

当初は割り切った関係だったのでしょうか。

今回、なんとも後味の悪い動機で。

これが仕事のために女優さん側がやむを得ずとかなら経緯はまだわからないでもないですが、むしろ株本さんが女優さんを気に入ってた立場ですし。

犯人としては株本さんさえ紹介しなければ……という言い分だとは思うのですが、うーん。

和葉と蘭

今回は合流しないかと思っていたのですが、結局スイーツ店を回りきったみたいで(つまり8軒も!)紅葉を迎えにきたと思われる伊織に連れられて蘭と和葉も現場の家(家の外)にやってきました。

紅葉がスキンシップができたと喜んでバラすものだから平次はちょっと後ろめたいようです。

黒田と伊織

やはり、伊織は元(?)警察(公安)の人間のようです。

黒田との会話で発覚。

ちなみにコナンは二人の様子を見ていたので、伊織の正体を知りました。

伊織は安室(降谷)が公安であることも知っているので、伊織が一方的に知っていたのか黒田がなぜか話しているかどちらかということになります。

ただ、安室の方も伊織を知っているのかは何とも。

喫茶ポアロで起きた事件の様子では知っているようには見えませんでした。

ポアロで起きた事件の存在を黒田が知っていれば、二人が会ったことは認識していてもおかしくありません。

そして、伊織無我の潜入は「榊原」だそうです(※苗字しか今のところ不明です)

興味深いです。

まさか偽名が出てくるとは。

榊原も伊織無我も意味のある名前なのかな。

普段は大変だからあまり名前の由来とか考えないで読む方なのですが、ちゃんと考えた方がいいのか。

ミステリーに特別詳しくない方なので由来が今のところわからないですが、もしも思いついたら記事にしてみたいと思います(→最後に追記しました)

それにしても、伊織無我ではなく榊原と聞くと相当まともな人に聞こえるのは何でだろう。

本名の方が偽名っぽいような。

どこに潜入していたのかも非常に気になりますね。

執事としてという意味なのか(それについては後述します

深く考えなくていいのか。たとえば風見の偽名(飛田)みたいなものであればあまり考えても仕方がないとはいえ。

めちゃめちゃ気になるのですが。

伊織初登場時は変わり者みたいな印象が強くてそれがずっと持続していたので、今回は本当に興味深いです!

後半終わり際のページ読みながらテンション高いというか動揺しているのですが、これからお伝えします。

謎の人物(?)登場

現場の外で話していたのですが、ちょうどそこへ車が通り過ぎます。

運転手と中にいる人物の会話が。

サングラスをかけた運転手が後部座席にいる人物と会話しています。

「パトカー…何か事件でしょうか?」

「捨ておけ…所詮警察なんぞ…愚鈍な輩が群れてるだけよ…」

FILE1090

はい。おそらく……

烏丸蓮耶登場。

顔ははっきりとは見えませんが、酸素マスクをつけています。

ただ、ラム登場初コマのような完全シルエットではないので髪型や服装などおおよその見た目はわかります。

年齢を考えると元気そうですね。

それとも普段は車椅子や杖なども使用しているのか。

今よりは若かりし頃と思われるシルエットの洋装と杖を考えると、現在も杖を使用しているということは十分ありえそうです。

もしかすると洋館に住んでいたから昔は洋装だったのかもしれない。

烏丸については過去記事で考察していますが、もう少し情報が出たら整理したいです。

謎はありますが、運転手がぱっと見「ビリーさん」に似ていてビビりました。

サングラスのせいなのか。

フサエさんの友人が関係あるわけない。

でも、ぱっと見似ていてマジでビビりました。

それもあって動揺しました。

記憶あやふやだし、読み返しておこう。彼は大丈夫なはずです。

→読み返しましたが、大丈夫です。ちゃんと微妙に髪型違います。当時と絵のタッチが違うとはいえ、襟足や撫でつけている感じからして違うと思います。

それに、そうでないと過去のストーリーがおかしくなってしまいます。無意識で描かれたのがたまたま似てたのかと。ビリーさんは素性がはっきりしているというのもありますが。

尚、漫画的お約束はほぼ守られるのにストーリーの流れを無視して考えるのはつまらないと思うので、こう言う時は度外視しています。基本的に意外性そのものに重きは置いていません。

なので今後彼が疑わしく思える描写がない限り、触れません。

閑話休題。

柱に「予測不能の因縁が顕れる、その横。正義の執行人達を嗤う、影」とアオリ文が書かれているため、烏丸蓮耶でほぼ間違いないと思われます。

後述すると言っていた伊織(榊原)の件ですが、現在の執事業は本業で、経験があるのかもしれないという予想です。

今回を読んだ方はわかると思うのですが、伊織はスコッチが死んだことを知っています。

念のため未読(単行本派、アニメ派)の方向けに説明しますと、黒田と伊織の会話(コナンは盗み聞き)でこういったやりとりがあります。

流れがわかるよう、ちょっと多めに引用。

「点検するその癖…まだ抜けてないのか? 榊原…」

「…今でも言うんですね? 尾行がいないか確認する事を「点検」すると…」

「ああ…未だに尾行をまく事も「消毒する」と言っているよ…」

「すみませんが榊原は止めてください…昔の潜入先での偽名で呼ばれると当時の事を思い出して気が滅入ります…」

「スマン…これはこれで癖か…」

「はい…」

(点検と消毒…公安か?)

そういえば奴と会ったらしいな…」

「ああ…金髪の彼お嬢様の用も兼ねてポアロという店で…」

(安室さん?)

過去の柵(しがらみ)を引きずっているようですが…悪くないかと…」

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このやりとりでわかること

  • 黒田と伊織は公安(黒田については以前から確定していたようなものでしたが)
  • 伊織は元(?)公安(「今でも言う」ということは公安からは離脱している。「榊原」が偽名なので特に触れられていない「伊織無我」は本名で間違いない)
  • 伊織が安室(降谷)のことを知っている
  • 降谷が引きずっている「過去の柵」とはつまり諸伏景光(スコッチ)が死亡していることを指すのはまず間違いないため、それを知っている伊織が公安(警察)をやめたのはおそらく二〜三年前。
  • 二、三年前〜それ以上前に伊織は潜入捜査をしていた?
  • その潜入当時のことを思い出すと気が滅入る(組織に関係している?)

個人的な予想ですが、烏丸家に潜入していたのではないでしょうか(と言いつつ、否定根拠も後述します)

羽田家についても一応考えてみましたが、羽田家における気が滅入るような事態が起きたのは羽田浩司死亡時期であろうということになるため、伊織の年齢(30歳)を考えると、不自然になってしまいます(つまり、それはない)

となると、潜入先は「組織」あるいは「烏丸家」「烏丸グループ」ということになるのではないでしょうか。

個人的には「烏丸家に執事として潜入」を推します。

今のところは勘のようなものです。

気になるのはコナンが烏丸と思しき人物を乗せた車に反応した件ですね。

車について詳しくないので、車種とか謎なんですがコナンが反応する理由があったのかも?

黒田と伊織も通り過ぎる車を見ていましたが、千速初登場回の犯人のように偽造ナンバーだったのでしょうか。さすがにそれだと単純に考えすぎかな? 見破られると検問にあったりでリスキーですしね。

いずれ三人があの車に注目していたことについては種明かしというか答え合わせはされそうですが、まだ当分先かな。

他に気になるのは降谷が伊織を知っているかどうかですね。

喫茶ポアロで対面した時はほぼ絡みがないため、判断材料が少ないですが、とりあえず安室(降谷)側は伊織のことを知らないとみています。

伊織が二、三年前以前まで組織あるいは烏丸家に潜入していたとしても捜査に支障が出ないよう顔見知りを配置していないということは考えられます。

景光(スコッチ)が特例かどうかは別にしても、伊織は安室(降谷)について「金髪の彼」という言い方をしていました。

(漫画的説明というのは別にして)相手が公安の人間であると知りながら名前を出さなかったのは自身の偽名を呼ばれたくないように、相手の偽名を呼ばないよう配慮したと考えたとしても、その割に「ポアロ」という一応仮の身分での潜入対象である喫茶店の名前を出しているため不自然です。

伊織が元公安なのであれば、辞めた以降の情報は本来入ってこないでしょう。

喫茶ポアロで起きた事件の回の伊織と安室(降谷)二人の様子だけでは、知り合いだったのかは判断に困ります。

伊織には全く含むところがなかった描写でしたし、安室(降谷)の方も素知らぬふりを通したともとれます。

そして、黒田に話を振られて「ああ」と言っていて、伊織は元から紅葉の用事のために来たにしろ、「お嬢様の用も兼ねて」と話しています。

しかし、安室に会うことがどうして兼用されるのか、という疑問が。

いくら元公安だからといえど、もし黒田から話を聞いていたとして、用事ついでに?

今回の伊織の発言やあの回を読む限り、伊織は仕えている相手(紅葉)の代理で平次を見定めにきたのでしょうが、それ以外に喫茶ポアロを訪れた理由があるのか。

あの時の伊織は偽名を名乗った上で変装もしているため、あの姿で安室側が気づくかどうかはなんとも。

面識があるのならたとえ変装であっても安室の方も気づいていると思われますが。

今シリーズでわかったように、紅葉がそばにいなくても周囲の警戒を怠らない伊織が「ラム」が潜入している寿司屋周辺に近づくのかという疑問があります。

すでに公安を抜けた相手に知らせない、あるいは相手(ラム)の不在を知っていたから来た、ということはあるかもしれませんが、これを考えると伊織と「烏丸家」との関わり説は弱まります。

伊織(榊原)の潜入先がどこであったにしろ、安室(降谷)が伊織を知っているかについては黒田が伝聞口調なので判断材料が微妙なところですが、ポアロで起きた事件と伊織の現在の仕事について黒田が認識さえしていれば安室(降谷)から直接話を聞かなくてもわかることです。

少なくとも大岡家のご隠居(当主?か元当主。ご隠居という言い方を踏まえると現在の当主が紅葉の父で、祖父が隠居しているのではないかと思われますが)と黒田は知り合いであると今シリーズではっきりしています。

黒田が伊織の近況を把握しているのもこれまでの黒田(公安)とご隠居との関係ゆえにだと思われます。

伊織がかつて組織(あるいは烏丸家)に潜入していたとしたら「いろは寿司」に近づくのは不自然にも思えます。

ラムはNo.2のため烏丸と関わりが多いはずで、当時の偽名も聞きたくない潜入先の関係者が関わっているところへ自らやってくるとは思えません。

そうなると、伊織が「榊原」と名乗って潜入していたのは組織とは無関係である可能性も高まります。

組織あるいは烏丸家への潜入があったとしたらリスクは高いですが、伊織はラムについて知らなかったのでいろは寿司へと近づいた。公安を抜けたので情報も入って来ず、というところでしょうか。その場合、少なくとも変装を見破られない程度には、はっきりと顔バレしていないことが前提ではありますね。

もしかすると烏丸グループの研究所ということもありえるのかもしれませんが、深部まで入ってしまうと秘密主義の組織からそう簡単に抜け出せるとも思えない。

安室と伊織が顔見知りにしろ、そうでないにしろ、伊織(榊原時代)の潜入先は今のところ謎ですね。

気が滅入る」と話している以上、大きな意味を持っている可能性が高いのでいずれは改めて考えないといけないかもしれません。

とにかく気が滅入るような出来事を体験し、ご隠居と縁があって現在に至る。

他にも気になるのは伊織が安室(降谷)の何を見て柵を引きずっている」と思ったのか、ですね。

少なくとも、喫茶ポアロで起きた事件の時にはろくに会話もしていません。

伊織は事件が解決した後に紅葉へ電話で連絡を入れていますが、その前に安室(降谷)と接触した可能性くらいしか会話の機会がない。

ただ、あの描写だと店を出てからそれほど間はないのかはなんとも言えません。

せめて店に平次とコナンがやってくる前に客として伊織が来ていたのならわかるのですが、平次とコナンの後で「初めて来たお客さん」だと安室は説明しています。

事実だけ話したとしても矛盾はしないのですが、平次とコナンの目の届かないところで伊織と安室(降谷)の二人がやりとりをしたにしては時間が短すぎる気もします。

しかし、コナンと平次に気づかれていないうちに伊織が店内にいたことは事実なので、伊織と安室(降谷)の二人が店内か店の外で話した可能性が高いのかも??

少なくとも間を置いてからだと黒田への返答で「ポアロで会った」とはならないんですよね。二人の関わりはその日中でないと不自然になりそうです。

あるいはポアロでは安室に会ったが、誰か別の人間から「しがらみを引きずっている」話を聞いた、ですかね。

それだと風見以外思いつかないです。

今のところ風見と伊織に接点はありませんから判断材料にはなりません。

そのため、とりあえずは店に入る前に話をしたということにしておきます。


今回、ご隠居の登場を予想していたらとんでもない大物が釣れたという感じでびっくりしました。

こういうサプライズは好きです。

「待ってたよー」と思いました。

結局ご隠居は出てこなかった……。どんな人なんだろう。

次郎吉よりはご隠居が組織編で重要というか登場頻度が高くなったりするのかなとか色々期待しています。

それでも烏丸より年下ばかりですよね、きっと。

次回

次回は第20号につづく。

3週休載です。

今後の展開予想

次はどのような話になるのか。

  1. 灰原登場
  2. 平次、和葉、蘭、コナン、紅葉が引き続き登場

あたりですかね。

特に出番が少なめだった和葉と蘭がいるので、今シリーズ限りではない可能性は十分にあります。平次たちが2シリーズにわたって登場したことはこれまでもあるので。

烏丸が出てきた(とりあえず断定しておきます)ので、過度なひっぱりはせずにそろそろ組織編に突入するかもしれません。

今シリーズで興味深いのは黒田が京都を訪れた理由が不明な点、烏丸(?)が京都に現れた理由ですね。

これまで烏丸が日本のどこを拠点にしているかは不明でした(鳥取はSDBでやんわり否定?されている)

地名に烏丸がある京都なので烏丸が京都出身である可能性もなくはないということに?

土地名が苗字というのは珍しくもないですし。

大阪ではなくピンポイントで京都なのは非常に気になります。

平次を狙うのなら大阪でしょう。

京都と大阪は近距離で移動も苦労しないのでたまたま京都にいたという可能性もなくはないですが、京都にいる理由はあると思います。

大岡家(ご隠居)と関係あるのか、烏丸の家が京都にあるのか。

京都在住かも??

大阪でキール(水無伶奈/本堂瑛海)やイーサン本堂が暮らしていた時期があったことを踏まえると、組織の捜査のために父親(イーサン・本堂)と一緒に関西在住だったと考えてもいいのかもしれません。

わざとではないとはいえ、新一が京都で目撃されたのはかなり悪手だったのかもしれないですね。

ただ、灰原は修学旅行先が京都だったことに対して特に触れていないため京都と烏丸に関係はないのかもしれませんが、後出しで情報が出てこないとも限らない。

灰原が何か知っていたらリスクの高そうな修学旅行は強く止めそうなので、さすがに拠点ではないのかも。

これで烏丸が京都在住だったとしたら相当危ういですね。

コナンは普段東京在住ですが、京都で目撃された上に平次もその時京都にいたとなれば。

季節外れのハロウィンパーティーの件は当然烏丸も把握しているわけで(ベルモットの内情を探れとの命令を受けてジンが動いているため、命令者はあの方でほぼ間違いない。許可は受けていないが不穏な動きがあればベルモットを殺すこともジンは考えていたこと、ベルモットに「戻ってきておくれ」とメールを烏丸が送っていることを踏まえると、船上パーティーに参加して新一に変装した服部を目撃したウォッカの報告は耳に入っているはずです)

もしも大岡家と烏丸家の間が対立関係にある場合、なおさらまずそうです。

新一のことを調べるために京都にやってきたという可能性も?

黒田とジンがそれぞれ口にしていた「大事」がついにやってくるのかもしれません。

以前は毛利小五郎の暗殺が「大事」かと予想していたのですが、今回の展開だと違うと思われます。あるいはそれも含まれるか。

京都、大阪で組織が動き出すのではないでしょうか。

新一の目撃情報が関係あるのか、ないのか。それだけが気になります。

コナンはまだAPTX4869解毒薬の余りを持ったままなので、もう一度京都で元の体に戻る展開があるのかも?

→追記。伊織の名前などについて。

てっきり由来は推理ものかと思っていたのですが、よくよく考えてみれば「大岡越前守」か! 今回の柱のコメントの「正義の執行人」という言い方もちょっと引っかかっていたんですよね。

そう考えると由来は納得。なんで「無我」なのかもわかりました。

唐突な「榊原」にも納得です。

ちょうど黒田と伊織(公安警察関係者)がいることと、大岡家そのものを指しているのかもしれません。烏丸VS大岡家になるのかな。

平次は単に組織から狙われるだけでなく、大岡家に巻き込まれる側なのかも??

今回、平次と紅葉の距離が(物理的に)近づいたのもこの二人にまだ縁をつなぎとめておく理由がありそうですね。

これまでのイメージは平次のピンチを大岡家が救うという予想でしていたのですが、逆に双方まとめて狙われる……という感じかも?

黒田の「大事」が大岡家に関係あればよいのですが、なければ組織に狙われたら準備なしのため平次は相当大変な状況ということになります。ただし、SDBの情報を踏まえるとおそらく「大事」に大岡家はがっつり関わってくるとみてよいかもしれません。そして、いよいよ和葉と成就するでしょう。

もしかすると密かに平次や和葉の父親にはすでに話が通っているかも?

かつては大阪城の一件でも平次は一人知らない状態であったこともありましたし。

若狭が状況を引っ掻き回して公安、大阪府警(京都府警も?)、大岡家、烏丸、平次、コナン、羽田家(も?)が揃い踏みということはありえそうです。この場に灰原が絡むかどうか。個人的には一番気になるところです。

ただ、これまでは平次と灰原については組織に狙われるとしても(和葉とのラブコメ成立など描くことが多過ぎるため)別枠として考えていたのですが、がっつり烏丸が出るのなら話は変わってきそうですね。

あるいは灰原に接触するのが若狭、安室、ラムで、平次に接触するのが(黒田、伊織含む大岡家と)ジンやウォッカたちかもしれません。

とりあえず、並行する展開も一応予想しておきます。

シンプルに考えるのなら平次が狙われ、大岡家に助けられ(あるいは助ける)和葉との恋が成就するとみているのですが、そう単純ではない気もします。

まさか烏丸らしき人物が登場するとは思いもしなかったので、わからなくなってきました。